---2002年11月の日記---

2002年11月24日(日) 陸の日曜日
今回は、天気予報を信用して、陸で過ごす日曜日にしました。
木下大サーカスが地元に来ていて、その動物の餌として果実や野菜を納品しており、もうじき引き払ってしまうので、一度くらいは見に行こうと思いたち、出かけました。
そこで、びっくり事件?
海の神様は、こんな時も見張っているようで、平穏な陸の生活を許してくれませんでした・・・・・。
突然、背後より「あれぇ?ディアさん??」っと聞き覚えのある恐ろしい声が・・・
こんな所で、私の事を「ディアさん」など呼ぶ人が居るはずない!
空耳・・・いや、確かに呼んだ・・・
恐る恐る振り返ると・・・笑顔満点のおやじ・・・もとい、miffyさんが立っていた!
ありゃりゃぁ〜、なんでこんな所にいるの?
どうやら、miffyさんも、海から離れ、陸での家族サービス中との事。
相変わらず、小憎たらしい、いや、愛らしいお子様達とご一緒にサーカスを楽しんでいました。
こんな偶然もあるんですね。
陸に居ながら、海の仲間に出会う。
これも、また、楽しい事でした。
No.50

2002年11月17日(日) 寒さに負けた・・・
マリーナへは行きました。
でも・・・
寒さに負けて、出航中止にしました。
久しぶりに、マリーナでゆっくりとして、皆さんとお話を楽しみました。
その時、レスキューの要請が!
木更津のそばで航行不能に陥ったベイレイナーを救助すべく、サービスの人達3名が乗り込み、PC27の出動。
程なく曳航して戻ってきました。上架してみると、ドライブの部品が割れてしまって舵が効かない状態になっていました。
まぁ、人間が無事で何よりと、オーナーは電車でお帰りになりました。
私たちも、電気やめぐりをしながら帰路に着きました。
No.51

2002年11月10日(日) マリンキッズPOO
今回は、「マリンキッズPOO」に、初参加いたしました。
このイベントは、海の会の基幹行事として、すでに7回目を数えております。
内容は、養護学校の生徒さん、親御さん、先生をはじめ、養護学校のOBの皆さんまで含めて、体験クルージングを行い、昼食を共にとり、懇親を深め、ハンディーを持った子供達やその親御さんのご苦労を少しでも理解し、また、海の楽しさ、優しさ、素晴らしさを一人でも多くの人達に体験していただき、満ち足りたひと時を過ごす事を目的としたものです。
このイベントが始まったきっかけは、現在、海の会の代表理事でもあられる、TOPさんの行動によるものでした。
ご本人は、謙遜の為なのか多くを語ろうとしませんが、きっかけとなった出来事を今回ご紹介いたします。
尚、以下の文章は、TOPさん自身が、以前書いたものの引用です。
事はTOPさんのお子さんが誕生した時に遡ります。

思えば、この活動も同窓の友人が久里浜養護学校の教諭であったことからがスタートでした。
当時の僕は自分の息子が生まれる時にふと見た産院に置かれたピンク色の募金箱が頭から離れない時期でした。
その募金ポストには、「世の中に生まれる子供には障害を持った子供も生まれています。もしも貴方の子供が健康で生まれたならば、この募金箱に貴方の優しさをください」と書いてありました。
僕は当時はバブル景気が崩壊して子供の出産費用も保険料の還付を期待しながらの借金だったもので、他人を思いやるゆとりもなく産着を着た息子とカミサンをさっさと車に乗せて帰ってきてしまったことが、ずっと頭に残っていて何かをしたいと思っていた時期と丁度重なっていました。

現在、本人は「日頃の罪滅ぼし」と笑いながら話していますが、ことの始まりは、優しさからスタートしています。
その行事も、今回は総勢200名を越える大所帯での開催となりました。
海の会事務局をはじめ、多くの会員の方や、浦安ボートクラブの有志の方々が協力し合い、ボート総数は20艇を数えました。
私は、自艇での参加ではなく安全確認クルーとして「遊海2」に乗船しました。
ハンディーを背負った子供達に、安全で楽しい一日を送ってもらう為に、今回の人員配置は完璧なものにしなくてはなりません。
ボートを提供してくださった「キャプテン」。
離着岸時のサポートを行う「クルー」。
そして、海に不慣れなゲストの皆さんが、安全に楽しめるように気配りを行う「安全確認クルー」。
以上の3人体制を基本にホストを配しました。

開催場所は、夢の島マリーナです。
当マリーナの担当幹事である「ゆかいさん」のご尽力もあり、参加艇の係留や乗船場所、そして、食事や会議室の提供など、快くご協力を頂きました。

各艇に乗船が済んだ所で、出航です。
コースは、夢の島マリーナ〜荒川河口〜東京港東航路〜お台場〜レインボーブリッジ〜東京港西行路を経て、荒川河口より夢の島マリーナへ戻るというものです。

参加ゲストは、自閉症の子供が多く、日頃は笑顔をなかなか見せない子供達らしいですが、海に出て、潮風を浴び、時に波の飛沫を浴び、颯爽と走る船に乗り込むと、とても楽しそうな笑顔になりました。
親御さんも、こんなに楽しそうな笑顔を見たのは何年ぶりだろう?などとの感想をもらしておりました。
そして、普段は、その子供の事に付きっ切りになっている、親御さんたちも、子供の笑顔をみて、爽快な潮風を浴びて、本当に楽しそうでした。
さらに、参加しているキャプテン達も喜んでもらえた事にうれしさを隠しきれずに、日頃、ぶっちょう面の人さえ、笑顔に満ち溢れていました。
今回から、健常者の子供達も参加しました。
現在の世の中、子供達の優しさが足りないと言われておりますが、このような機会をへて、子供心に何かを感じてくれたものと思います。

たった、1日の事ではありますが、普段あまり接する事の無い皆さんと交流を持つ事が出来て、大変幸せな一日を過ごす事が出来ました。

この活動が、全国に広がり、一人でも多くの幸せな笑顔が見れることを、せつに願います。

写真集はこちら
No.52

2002年11月3日(日) 連休の楽しみ方
仕事の関係で、今回の連休が年内最後の連休です。
しかし、ここの所、天候不順で予定を立てても実行ならずの状況が続いているので、今回はあえて予定を入れませんでした。
かろうじて、予定していたのはシーレイの試乗会に行きたかった事ぐらいです。

いつものように、渋滞を避ける為に土曜日の夜に、木更津入りしました。
出発前に、sammyさんから電話が・・・・
「今、桟橋でシーバスが釣れてるよ〜、カモーン・・・・」
うっ、悔しー!
行きたくとも、夜遅くなってしまう・・・
今回は、諦めて、まっすぐ木更津へ向かいました。
夜から明け方にかけては、風も無く「いい感じ」の状況でしたが、朝起きてみると、若干の風が・・・・
そして、マリーナで船を降ろす頃には、風速5メートル程に上がっていました。
本当は、チョット釣りもしたかったのですが、さらに風が上がる前に夢マリへ入りたかったので、11時に出航して、一路「夢の島マリーナ」へ!

風の塔を超えるまでは、そこそこの波が立っていました。
荒川河口に近づくにしたがい、ベタ凪になって行きました。
1時間かからずに夢マリへ到着。
無事にバースへ入れて、昼食をとりに「サンクルー」へ。

その後、ゆかいチャンと合流して、目的の「シーレイ245WE」の試乗へ。

試乗感想:
やはり綺麗で所有欲を満たす外観。
ガソリン艇の為、静かなエンジン音。
予想に反して、なかなか波裁きは良かった。
さすが輸入艇のレイアウト、センス良いです。
燃費も、2サイクル高馬力船外機と変わらないくらいらしいです。
大荒れの中を走るような船ではありませんが、湾内や静かな運河をメインに乗り回すのならば
最高の船ではないでしょうか。
ただ、その嵩高な着座位置のためか、横揺れ(ローリング)が大きくて、若干の不安を感じました。
総体的に、シーレイも悪くないなぁ〜。って感じでした。

試乗を楽しんだ後、遊海2を出して、チョコッとクルーズをしました。
昼に入港した時より風も上がってきていて、荒川河口は、結構な波立ちようでした。

次に、DearFriend'sを出して、運河クルーズを楽しみました。
24フィート艇の本領発揮です!
大潮の満潮にもかかわらず、何とか橋をくぐる事が出来て、一度、味わってみたかった?河川に係留して上陸。
そして、買い物! (笑)
今回は、美味しい回転寿司で食事をしました。

夜になり、TOPさん一家が合流して、来週のマリンキッズの打ち合わせ等をしていると、子TOPがつぶやきました・・・
「外に、人がいるよ・・・えんどうって名乗ってる・・・」
慌ててキャビンのドアを開けると、「えんどう君」が「TOP犬コロ」とじゃれていた(笑)
えんどう君を交えて、しばらく楽しんだ後、ゆかいチャン&えんどう君は帰宅、TOP一家は芝川へ、そして、私達はオーバーナイトとそれぞれの夜は過ぎて行きました。

翌日・・・・
早朝5:30に起床したときは、無風状態ですがすがしい朝を迎えました。
「う〜ん、これは良い感じ・・・」と
2度寝をかましてしまい、目覚めると10:00!
あちゃ・・・やっちまった!
風は上がっているは、腹はへるはで大変な事になってしまった。

ネットで気象情報をみるが、今後良い感じになるとは思えなかった・・・・。
そそくさと出港準備をして、出航。
出航前に、まんぼうさんと電話で話し、風向きから考えて、川崎〜横浜あたりから、木更津へ向かった方が楽だよ。とアドバイスをもらいながらも、荒川河口より、風の塔を目指している自分がいました。
夢の島を出て、荒川へ入り河口を過ぎ、多少は静かになるだろうとの甘い判断が、危険を呼びました。
一向に、海況はよくなる兆しがありません。
TOPさんから電話があり、昼過ぎまで待てば・・・との事でしたが、後の祭り状態。
船より高い波を浴びる事数回、必死に耐えていた妻の具合がおかしい!
呼吸が荒くなり、手足がしびれていて、自分で動く事が出来ない!
症状から、過換気症候群だと判断したが、操船もおろそかに出来ない状態で、一瞬パニックに・・・。
風の塔の風裏へ入り、少し海況が落ち着いた所で、妻の状況を見ると、何とか呼吸が安定してきた。
偶然にも、最近、妻の会社で同僚が同じ症状にかかり、救急車を呼ぶ事態があり、その時の救急隊の対処を思い出しながら、がんばって呼吸を落ち着かせたとの事です。
しかし、落ち着いたとはいえ、まだ、不安が残ります。
さらに速度を落として、ショックを和らげながら時間をかけて、木更津へ戻りました。

木更津の防波堤内へ入り、波も静かになったので、しばらく妻の容態改善を待ちました。
呼吸もすっかり落ち着き、体のしびれも消え去ったので、PM1:00過ぎにマリーナへ戻り上架しました。

自分の判断の甘さで、危険を招いてしまった事を大いに反省する出来事でした。

写真集はこちら
No.53

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